表記どおり、PCサポートの一環としてWebページを作成していた時期もあったわけですが、今のように便利なツールはまだ出回っていなくて、仕事を取るための営業やデザイン、場合によってはプログラムの一端にいたるまで、自分で動かなくてはならない時期でした。制作アプリはまずはホームページビルダー全盛の時期で、あんなものは「素人向けだ」と小バカにする人がほとんどでしたが、それでも機能は多かったし、きちんと作れば決して悪くはありませんでした。アカウントの管理さえしっかりやれば、更新の手間も省けて便利に使えましたからね。
かなり長くPCサポートから離れていましたが、昨今はまたさくらブログを復活させたり、もともとの「文書を書くのが好き」な面がふたたび頭をもたげ始めて、仕事をとるホームページではなく、ドメイン業者(さくらインターネット)のサービスで解放されているスペース、ツールをそのまま使わせてもらって、日々の楽しみなどを書き綴っています。ちなみに読者を集めたいなら凝ったホームページなしでも、ブログでもできる。要は文書作成の力によるものだと実感しています。むしろかつては勉強しようにも時間もお金もなかったいろんな部分の勉強を、今ならじっくりと学びたいなという気持ちから、その手の某スクールの案内と無料セミナーにネット参加しました。約2時間の解説でそれも大変興味深かったですが、ただひとつ気になったのは「経験者お断り」と明言していた点と、やはり学費がそれなりにかかり、3か月という、会社でいえば試用期間めいたタイムリミットが設置されている、それに何かの販売店さながらの週報ノルマが課されているところ。これでなおかつカネを取られるんではなぁ・・・と思ったところもあり、申し込みはとりやめました。生意気を覚悟でかつての経験上でいうと、PCサポートはWebデザイン(当時はホームページ制作と呼んでいた。Webデザインなんてカッコいい呼び方はほぼしていなかった)よりも報酬率が上で、もちろん自分の営業や紹介で仕事もいただけたし、お客様のPCを直接いじるのでそれなりに信頼を得る必要もあったなど。デザイナーさんはラフなジーンズやTシャツで仕事をされてもおしゃれかも知れないが、我々PCサポートの人間はスーツとネクタイが当たり前だった、などの点もね。そんななか、お客様は業務の一部として私がホームページも作るんなら頼むといわれるケースは少なくありませんでしたね。現実に自分の宣伝用ホームページも当然持っていましたし、当時はポートフォリオではなく名刺にURLを印刷して渡してた時代でした。私は、こだわりのあるお客様ならば専門の業者を紹介するほうが多かったけれど、中にはお引き受けしたものもありました。見た目はおしゃれじゃないし、お客さんがくる保証はしませんよという条件つきで。つまりスクールの尺度でいうなら私も「経験者」扱いされてしまうにしても、あくまでお客様には私はPCサポートは自信あるけどホームページ屋ではありませんという点を納得してもらったうえで作っていたわけです。
なにもPCのサポートがホームページ屋さんより上だなどというつもりはありませんし、もっと上流の仕事をしている人たちからはどちらもIT◯◯と蔑まれることも現実にあります。しかしその点は個々に遣り甲斐やプライドを持っておけばそれでいい。
いずれにせよ、そうした経緯があり、楽しんで趣味で教わりたいなと思った自分の考えが甘かったのかもしれないとは思うものの、少々残念な対応の業者ではありました。
2023年03月22日
2014年06月05日
薄型一体パソコン
昨今、量販店に並んでいるパソコンで「デスクトップ型」といえば、モニター、本体、あとワイヤレスマウスとキーボードつきのものが主流です。いつからこう呼ぶようになったのか、判然としませんが、以前はデスクトップタイプといえばそれぞれが分離したモデルを指していたのと比べると、随分コンパクトになったものだ、と思います。
ところでこの一体型デスクトップ、CPUはモバイル用の薄型を使って省スペースを実現しています。本来のデスクトップ用CPUでは、どんなに薄くてもヒートシンクを入れれば最低3cmくらいの厚みはありますから、こうしたモデルは作れないためです。とはいえ、本来はそこに厳然とCPUの能力差も存在しているのは確か。はっきり言えば一体型のCPUは本来のデスクトップ用に比べて「落ちる」面はあります。まったく同じですとか、遜色ありませんというのは店員の知識不足あるいは、売らんがための教育で言わされているセリフなのが実態、と言って良いでしょう。そのほかにも問題はあります。故障時には全体をメーカーや修理店に送らねばなりませんし、1台しかパソコンがなければ、戻ってくるまで何もせず待つしかない、ということになります。現在、時たま目にするのは、液晶モニターに不具合が出たような場合、分離型ならばモニターのみの修理が可能で、場合によってはモニターだけを買い替えてしまうことで修理に出さなくてすむケースもあります。が、一体型ではそんなことはできません。基本的にはメーカーに出すしかなく、液晶の修理業者などでは多くの場合、受け付けてくれません。なぜなら部品が特殊だったり、コネクタが合わなかったりというトラブル、かかる時間とそれに見合う料金をとるのが難しいからです。
なにゆえにこういうモデルがはやっているのか、という点については、おそらくユーザーサイドでもよく検討する必要があると思います。省スペースで無線LAN内蔵で、家の中ならどこへでも持ち歩けるなどがメリットのように言いますが、ノートパソコンではないので電源ケーブルは一緒に持ち歩かなくてはならない、いきおい、電源のとれる場所しか使えないなどといった面はどこのメーカーも言いません。「売る」のに都合の悪い現実は言うな、ということなのでしょうが、見た目のスマートさばかりに目が奪われると、買い手側もそれを甘受してしまう現実も、反省すべき点ではないかという気がします。昨今、XPのサポート終結に伴い、何人かのお客さまが買い替えをされるのにおつき合いさせていただきましたが、私のお客さまにはそうした点をお話しした方もおられますが、デスクトップはすべて従来からの分離型を選ばれました。私が強引にそちらへ向けたとは思いません。すべて、本来のデスクトップの能力を活かし切れるパソコン、そしてまた、何年か先に買い替えられる場合でも、液晶はそのままで本体のみの買い替えでOKなことも多々あるという点から、賢い選択をしていただけたのではないか、と自負している次第です。
少し辛口な内容を書いたかも知れませんが、今の情勢を冷静に見るなら、ともすればメーカー都合(つまりはひたすらコスト削減のみ)と売ればお別れ的な風潮に流されない選択をしていただきたいと思いますし、ユーザーみずからの「自己防衛」という観点からも、そういうところはどしどしご相談いただきたいものだ、と感じています。
ところでこの一体型デスクトップ、CPUはモバイル用の薄型を使って省スペースを実現しています。本来のデスクトップ用CPUでは、どんなに薄くてもヒートシンクを入れれば最低3cmくらいの厚みはありますから、こうしたモデルは作れないためです。とはいえ、本来はそこに厳然とCPUの能力差も存在しているのは確か。はっきり言えば一体型のCPUは本来のデスクトップ用に比べて「落ちる」面はあります。まったく同じですとか、遜色ありませんというのは店員の知識不足あるいは、売らんがための教育で言わされているセリフなのが実態、と言って良いでしょう。そのほかにも問題はあります。故障時には全体をメーカーや修理店に送らねばなりませんし、1台しかパソコンがなければ、戻ってくるまで何もせず待つしかない、ということになります。現在、時たま目にするのは、液晶モニターに不具合が出たような場合、分離型ならばモニターのみの修理が可能で、場合によってはモニターだけを買い替えてしまうことで修理に出さなくてすむケースもあります。が、一体型ではそんなことはできません。基本的にはメーカーに出すしかなく、液晶の修理業者などでは多くの場合、受け付けてくれません。なぜなら部品が特殊だったり、コネクタが合わなかったりというトラブル、かかる時間とそれに見合う料金をとるのが難しいからです。
なにゆえにこういうモデルがはやっているのか、という点については、おそらくユーザーサイドでもよく検討する必要があると思います。省スペースで無線LAN内蔵で、家の中ならどこへでも持ち歩けるなどがメリットのように言いますが、ノートパソコンではないので電源ケーブルは一緒に持ち歩かなくてはならない、いきおい、電源のとれる場所しか使えないなどといった面はどこのメーカーも言いません。「売る」のに都合の悪い現実は言うな、ということなのでしょうが、見た目のスマートさばかりに目が奪われると、買い手側もそれを甘受してしまう現実も、反省すべき点ではないかという気がします。昨今、XPのサポート終結に伴い、何人かのお客さまが買い替えをされるのにおつき合いさせていただきましたが、私のお客さまにはそうした点をお話しした方もおられますが、デスクトップはすべて従来からの分離型を選ばれました。私が強引にそちらへ向けたとは思いません。すべて、本来のデスクトップの能力を活かし切れるパソコン、そしてまた、何年か先に買い替えられる場合でも、液晶はそのままで本体のみの買い替えでOKなことも多々あるという点から、賢い選択をしていただけたのではないか、と自負している次第です。
少し辛口な内容を書いたかも知れませんが、今の情勢を冷静に見るなら、ともすればメーカー都合(つまりはひたすらコスト削減のみ)と売ればお別れ的な風潮に流されない選択をしていただきたいと思いますし、ユーザーみずからの「自己防衛」という観点からも、そういうところはどしどしご相談いただきたいものだ、と感じています。
2014年05月21日
しばらくぶり更新します
先月、XPのサポートが終了しました。
これに伴ってパソコンを新しくされたお客さきも多かったようです。私のお客さまも何件かおられまして、中には買い替えのおつき合いをさせていただいた方もおられました。ありがとうございます。
さて、そうしたお客さまで、パソコンの更新について、最新であり現行のWindows8.1ではなく、実はまだ入手できるWindows7を選択される方がかなりいらっしゃいます。8.1もかなり使いやすくなっているのですが、XPやVistaの頃から使い慣れた見た目の7が良いとおっしゃる方は少なくありません。サポート期限についても、7は2020年までと決まっているので、まだあと6年弱は安心、ということもあります。
さて、そうした事情の場合、いわゆる家電量販店では7モデルは販売していません。これはメーカーとの契約上そうなっています。常に最新モデルしか扱わないという。ただWindows7のモデルでも、なにも中古品というわけではなく新品パソコンとして、専門店あるいはその系統の通販などでは現状、潤沢に流通していますから、7をねらって買うという方法ももちろん有効なのです。ただしかし、今年中にはマイクロソフトからWindows7の出荷が終了する可能性は高いです。現在はWindows7は単品でも入手できますが、出荷が終わると、インストールずみのパソコンも含めて店舗在庫がなくなれば以後二度と入手できなくなります。そういう意味合いから判断すれば、Windows7をご希望の方はできればお早めに、とはいえるでしょう。
ちなみに通販や専門ショップなどへ買いに行くのは躊躇される方も少なくないように見えます。確かに量販店のように愛想が良く、実態はともかく安く見せるといったテクニックはあまりないかも知れませんが、我々のように昔からそうした店に出入りして自作している身としては、扱う商品に間違いはなく、スタッフの専門知識も確かと言えます。もちろん、私自身もお客さまのご要望に応じて同行などもさせていただいていますので、どんどんお申しつけいただきたいですね。
ご要望があれば、いつでもご連絡いただけますよう、お待ちしております。
これに伴ってパソコンを新しくされたお客さきも多かったようです。私のお客さまも何件かおられまして、中には買い替えのおつき合いをさせていただいた方もおられました。ありがとうございます。
さて、そうしたお客さまで、パソコンの更新について、最新であり現行のWindows8.1ではなく、実はまだ入手できるWindows7を選択される方がかなりいらっしゃいます。8.1もかなり使いやすくなっているのですが、XPやVistaの頃から使い慣れた見た目の7が良いとおっしゃる方は少なくありません。サポート期限についても、7は2020年までと決まっているので、まだあと6年弱は安心、ということもあります。
さて、そうした事情の場合、いわゆる家電量販店では7モデルは販売していません。これはメーカーとの契約上そうなっています。常に最新モデルしか扱わないという。ただWindows7のモデルでも、なにも中古品というわけではなく新品パソコンとして、専門店あるいはその系統の通販などでは現状、潤沢に流通していますから、7をねらって買うという方法ももちろん有効なのです。ただしかし、今年中にはマイクロソフトからWindows7の出荷が終了する可能性は高いです。現在はWindows7は単品でも入手できますが、出荷が終わると、インストールずみのパソコンも含めて店舗在庫がなくなれば以後二度と入手できなくなります。そういう意味合いから判断すれば、Windows7をご希望の方はできればお早めに、とはいえるでしょう。
ちなみに通販や専門ショップなどへ買いに行くのは躊躇される方も少なくないように見えます。確かに量販店のように愛想が良く、実態はともかく安く見せるといったテクニックはあまりないかも知れませんが、我々のように昔からそうした店に出入りして自作している身としては、扱う商品に間違いはなく、スタッフの専門知識も確かと言えます。もちろん、私自身もお客さまのご要望に応じて同行などもさせていただいていますので、どんどんお申しつけいただきたいですね。
ご要望があれば、いつでもご連絡いただけますよう、お待ちしております。